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ベトナムがオフショア開発ランキングで一番人気があるのはなぜか?

2024/01/03
2021/10/12
ベトナムがオフショア開発ランキングで一番人気があるのはなぜか?

IT需要に対するエンジニア供給の不足が深刻なため、「オフショア開発」を活用する企業が近年ますます増えています。

オフショア開発とは、システム・アプリ開発の工程の一部を人件費の安い海外リソースを使って行う開発方法です。

日本企業のオフショア開発先といえばこれまでは「中国」でした。

しかし近年のオフショア案件では、ほとんどの企業がベトナムを選択しています。「オフショア開発白書2022年版」(株式会社RESORZ発行)の国別ランキングによると、新規オフショア案件で約半数が「ベトナム」を選択したという結果が出ています。(指定なしを除く)

なぜこのように変化してきたのでしょうか。

本記事では、ベトナムのオフショア開発企業Rabiloo(ラビロー)のブログ編集部が、業界の知見も交えてベトナムオフショアの現状をくわしく解説します。

この記事でわかること

  • オフショア開発でなぜベトナムが選ばれるようになったのか?
  • ベトナムにはどんな強みがあるのか?

 

 

ベトナムはオフショア開発で一番の人気国

オフショア開発ランキングでベトナムが1位

出典:『オフショア開発白書(2022年版)』(オフショア開発. com)
https://www.offshore-kaihatsu.com/offshore_hakusho_2022/

引用画像のグラフは「オフショア開発白書(2022年版)」のレポートで、新規のオフショア案件で人気のあった国をまとめたものです。

日本企業のオフショア開発は、1980年代から中国を中心に行われてきました。今でも大企業を中心に中国へのアウトソーシングは続いています。

オフショア委託国として用いられているのは、中国、ベトナムの他に、インド、フィリピン、バングラデシュやミャンマーなどのアジア新興国です。

グラフからもわかるように、2021年に新規でオフショア開発を検討した企業の約半数はベトナムを指定しています。他の国と大きな差がついていることからベトナムに人気が集中していることがわかります。

 

 

ベトナムがオフショア開発で日本から人気があるのはなぜか?

ベトナムは親日で勤勉で距離も近いのでオフショア開発で人気がある

オフショア開発委託先として、ここまでベトナムに人気が集中するようになったのはなぜでしょうか。

ここで近年のオフショア開発におけるベトナム独自の強みを7つ取り上げたいと思います。

  1. 中国より単価が安い
  2. ITリソースが豊富
  3. 親日で日本市場を重視、日本語対応が標準
  4. 国民性は勤勉で上昇志向が強い
  5. オフショアの選択肢が多い
  6. 日本と距離が近く時差も少ない
  7. カントリーリスクが少ない

 

①ベトナムは中国よりエンジニア単価が安い

オフショア開発におけるベトナムの強みの一つは、コストパフォーマンスの良さです。

2010年代に入った頃から、中国での反日運動、人件費の高騰などの要因により「チャイナプラスワン」「ポスト中国」としてベトナムに注目が集まるようになりました。

当時は技術の面では中国に劣るものの、インパクトのあるコスト削減ができるベトナムは新たな日本企業のオフショア開発先として次第に優位な地位を築いていきます。

現在は沿岸部を中心に中国のエンジニア単価は高騰し、日本と変わらなくなっているため中国でオフショア開発をしてもほとんどコストメリットが出せません。ベトナムの単価も上昇傾向にあるとはいえ、それでも日本の3分の1程度の単価でエンジニアをアサインできます。

現時点で、オフショア開発の技術力とコストのバランスが最も良いのがベトナムです。

 

②ベトナムは若いITエンジニアが豊富

ベトナムは国策で若いITエンジニアの育成に取り組んでおり、さらに国民の平均年齢が31歳、人口分布で最も多い層が25〜29歳と労働人口が多いのが強みです。(日本は48.6歳)

ベトナムはもともと貧しく産業もないため、経済成長の柱としてIT人材資源を育てています。その結果、ベトナムには若いITエンジニアが毎年たくさん市場に送り出されています。つまりベトナム政府は外国のIT需要に応えるべくITリソースの育成に注力しているというわけです。

例えば、ベトナムの東大ともいわれるハノイ工科大学には、日本のODA(政府開発援助)とパートナーシップを結んだHED SPI(日本語のできるエンジニア育成プログラム)があります。HED SPIからはすでに多くの優秀なエンジニアを輩出し、卒業生は日本語のできる上級エンジニアとして活躍しています。

※弊社Rabilooの経営陣もHED SPIの出身です。

さらにベトナムは国際数学オリンピックで金メダルを獲得するなど、若者が理数系に強い一面も見せています。

このようなところが、深刻なIT人材不足を抱える日本とうまくマッチングして、日本のオフショア開発市場におけるベトナムの強みとなっています。

 

③ベトナムは親日で日本語学習者も多い

ベトナムは親日国で、日本との協力関係を重視しています。特に近年は日本語学習者の数が増加し、ベトナムが日本を経済上の重要なパートナーと見ていることがここからもわかります。

特にIT業界においては、欧米が主な取引先のインドやフィリピンと比べて日本市場を重視しています。そのため、ベトナムのほとんどのオフショア開発企業においては、日本語対応が標準になってきており、コミュニケーションが取りやすいというのもベトナムの強みです。

 

④ベトナム人の国民性は勤勉で上昇志向が強い

ベトナム人の真面目な国民性は日本人と合いやすいというのもベトナムの強みです。

中国人やインド人は、

  • はっきりと言いたいことを言い

  • 自分の非を認めず

  • 相手に責任をなすりつける

といった国民性があると言われています。

また、フィリピン人は

  • 時間や締め切りにルーズで

  • 家族を最優先にする

このようなことから協業しにくい、と考える経営者もいます。

もちろん、ベトナム人にもこのような傾向が全くないとはいえませんが、総じて国民性は勤勉で日本人とも合いやすいです。向学心も旺盛で、若いエンジニアは外国語や先端技術の習得にも貪欲です。

 

⑤ベトナムはオフショアの選択肢が多い

特に近年のベトナム人気の1番の要因として考えられるのが、ベトナムはオフショア企業の選択肢が多くなった、ということです。

以前ベトナムは、単純に下流工程の下請けという役割でしたが、経験を積んでいくうちに以前はできなかった高度な案件、AIやブロックチェーン、基幹システムなども受けられるようになってきました。

さらに、企業の規模も多様で、

  • スタートアップ企業に並走できる、単価が安く小回りの利くベンチャー

  • 大企業の下請けのできる大手IT企業

  • 実績が豊富な日本のIT企業の子会社

  • 日本に支社を出したベトナム設立の優良IT企業

など、オフショア案件に対して多様な受け皿があることもベトナムの強みとなっています。

 

⑥ベトナムは日本と距離が近く時差も2時間だけ

ベトナムは日本から飛行機で5時間程度、距離が比較的近いためいざとなれば直接現地に赴くことも可能です。

また時差はマイナス2時間で、ビジネスアワーも重なります。その時間帯であればリアルタイムでチャットやビデオ会議が行なえます。

▶︎ベトナム(ハノイ・ホーチミン)と日本の時差は?ビジネスで時差を考慮する方法

 

⑦ベトナムはカントリーリスクが少ない

カントリーリスクとは、取引先の国の抱える社会的環境、政治的・軍事的事情により、商業的リスクとは関係なく、損失を被ったり、収益を回収できなくなってしまうリスクのことです。例えば、2010年代に生じた中国での反日運動や、近年のタイやミャンマーでの軍事クーデター、ロシアのウクライナ侵攻などがありました。

日本はODAの最大の支援国で、ハノイのノイバイ国際空港の建設や橋の建設などベトナムのインフラ整備に大きく貢献しているため両国の関係は良好です。

また、ベトナムの国政や社会環境は安定しています。

そのため、カントリーリスクを心配せずオフショア開発に集中できます。

オフショア開発におけるベトナムの7つの強み

 

 

ベトナムのオフショア開発会社の選び方

ベトナムのオフショア開発会社の特徴

ベトナムではこの数年でオフショア企業が急増しています。ベトナムのオフショア企業は以下の3種類に分類されます。

  • 日本企業が設立した現地子会社

  • ベトナム人が設立した現地IT企業

  • 日本人が設立した現地ベンチャー企業

さらに、

  • ホーチミン

  • ハノイ

  • ダナンなど中部

など地域によって異なるIT企業の特徴についても解説します。

 

日本企業が設立した現地子会社

まず、日本に本社のある国内IT企業がベトナムに現地法人を設立したパターンです。この場合、日本の開発会社のノウハウをそのままに、豊富な海外リソースを使うことでコストメリットを出せます。

特徴

  • マネジメント:しやすい

  • 案件実績:豊富

  • 日本人担当者:あり

  • 費用:単価は高め

代表的な企

  • SHIFT ASIA

  • エアトリ

  • Vitalify Asia

 

ベトナム人が設立した現地IT企業

次に最も多いのがベトナム資本でベトナム人が設立したIT企業です。基本はベトナム国内の案件を受けながら、メイン市場を日本や欧米にするのが一般的です。

日本で業務経験を積んだベトナム人エンジニアが、帰国してITベンチャーとして起業するケースが近年多くなっています。

このケースでは、経営者が日本の商文化を熟知し、かつ日本語も堪能であるため、日本市場を得意としたオフショア開発サービスを展開することができます。規模を拡大して日本に支社を持つ企業も増えています。

特徴

  • マネジメント:企業による。経営者が日本で就業経験のある場合、マネジメントはしやすい。

  • 案件実績:近年は豊富になってきた。創業年数による

  • 日本人担当者:いない場合が多い

  • 費用:単価は安め

代表的な企業

  • Rabiloo(ラビロー)

  • CMC Japan

  • レリパ

  • カオピーズ

 

日本人が設立した現地ベンチャー企業

日本人が現地でベンチャー起業するパターンも近年多くなってきました。ベトナムに進出するIT企業は、法人税の優遇税制が受けられます。

主な市場は日本のスタートアップ企業で、小規模企業ならではの身軽さでスピード感を持って対応できるのがメリットです。

特徴

  • マネジメント:企業による。立ち上げ直後の場合は、トラブルが発生しやすい。

  • 案件実績:少なめ

  • 日本人担当者:あり

  • 費用:単価は安め

代表的な企業

  • ワコンチェ

  • Lucy Saigon

  • HINODE LABO

 

ハノイ・ホーチミン・ダナンでIT企業の特徴が異なる

「ベトナム」とひとくくりに言っても、都市により特徴が異なります。これまでオフショア企業は、ホーチミンと、ハノイの2大都市に集中していましたが、近年はダナンやフエといった地方都市にも広がりを見せています。オフショア企業の選択肢がさらに細分化されています。

各都市のIT企業の特徴です。

地域別オフショア開発の特徴

 

ホーチミン

南部に位置する、ベトナム最大の経済都市。

ベトナム国内の大手IT企業が集中する。オフショア企業の規模も大きく、欧米市場に力を入れている。単価は高い。

 

ハノイ

北部に位置する、ベトナムの首都。

中規模企業が多く、日本市場に力を入れている。単価はホーチミンより安い。

 

ダナン・フエ

中部の地方都市。小規模企業、ベンチャー企業が多い。経験は浅く、単価は割安。

 

 

ベトナムオフショア開発の現状

ベトナムのトップエンジニアが2021年に関わってみたいと答えた仕事

ベトナムのトップエンジニアが2021年に関わってみたいと答えた仕事

このように、ベトナムは国全体で急速にIT産業が発展しています。

ここで、ベトナムオフショア開発の現状や今後の動向について、ベトナム現地の肌感覚を交えてお伝えしたいと思います。

 

他社との差別化

2010年代と比べて、全体としてベトナムの技術力は向上し、オフショア開発のノウハウも蓄積されてきたため、どこの企業もある程度の水準に達しているのが現状です。

そのため他社との違いがわかりにくく、選択肢も多いため、他社との差別化を図るのはどこの企業にとっても課題となっています。

例えば次のような独自性を打ち出しています。

  • スピード感を重視

  • 柔軟にラボ型開発体制を構築

  • AI、ブロックチェーンなどの高度な技術に対応

  • 開発だけでなく、企画、設計、上流工程から、運用、保守までの支援

 

経済発展に伴う人件費の高騰

ベトナムはコロナ禍においても経済成長を続け、労働者の最低賃金も毎年上昇しています。

しかし現状では、若いエンジニアが毎年豊富に供給されているため下流工程のプログラマー単価は比較的安価な状態を保っています。

一方、高度な日本語能力とマネジメント能力が求められるブリッジSEの需要はますます高くなり、ブリッジSEの単価は上昇傾向にあります。

オフショア開発のエンジニア単価については【2022年】オフショア開発の単価の最新動向は?【国ごとに比較】という記事をご覧ください。

 

円安による利益の損失

円安の影響で、多くのオフショア企業では売り上げが20%ほど下がり、収益の面で成長は横ばい状況にあるのが現状です。

しかし、案件数を多く獲得することで業務は拡大を続けています。

今後、ベトナムでも単価の値上げを余儀なくされるでしょう。

 

優秀なエンジニアの流出を防ぐ

ベトナムでも、経験を積んだ上級エンジニアは各社取り合いの状況です。ベトナム人は上昇志向が強いため離職率が高く、条件の良いところがあればすぐに転職していきます。優秀なエンジニアを引き止めておくため、魅力的な先端技術を取り入れた案件に取り組んだり、賃金の引き上げを行ったり、攻防が繰り広げられています。

 

先端技術の習得

ベトナムオフショアでは、主にアプリ開発とweb制作が主流でした。しかし、近年では基幹システムの開発や、AIやブロックチェーン、IoTといった先端技術を取り入れた案件にも対応できるようになっています。

 

 

オフショア開発でベトナムを選択するデメリット

ベトナムオフショアのデメリット

ここまで、ベトナムの強み、メリットを見てきましたが、オフショア開発でベトナムを選択するデメリットについても見ておきましょう。

 

ブリッジSEがボトルネックになることがある

オフショア開発では、発注企業とエンジニアが円滑にコミュニケーションをとるためにブリッジSEをアサインします。

ブリッジSEは、日本とベトナムの橋渡しをする役割を果たし、多くの現場では日本語が堪能で開発の経験があるエンジニアが努めます。開発作業には携わらず、設計書や書類を翻訳し、指示をベトナムのエンジニアに正確に伝え、進捗をこまめに報告します。

ベトナムはブリッジSEが日本語で対応できるのがメリットですが、伝言ゲームのようにブリッジSEがボトルネックになってしまうことがありえます。

プロジェクト全体の質がブリッジSEの能力に左右されてしまうというデメリットがあります。

 

英語のレベルは他国に劣る

ベトナムはフィリピンやインドに比べると英語の能力という面では劣ります。

ほぼ全てのエンジニアはチャットできるレベルの英語力はありますが、会話力はそれほど高くありません。さらに、ベトナム語の影響を受け、ベトナム人の英語の発音には独特のクセがあって、日本人が聞いても全然理解できないこともあります。

 

日本人好みのデザインに対応できない

ベトナムのエンジニアは技術面では問題ありませんが、デザインやインターフェイスの面で、日本人と好みやセンスが異なります。

そのため、発注する際は自社が希望するデザインサンプルをしっかり提示して、細かく指示することが必要になります。

また、デザインは国内業者に発注する、という分業スタイルにすることもできます。

 

単価は上昇していく

単価の安さがメリットのベトナムオフショアですが、いつまでも安いわけではありません。将来的にはコストではなく、高度な技術、リソースの確保という目的でベトナムオフショアが利用されていくでしょう。

 

 

ベトナムのベンダーを選ぶ際のポイント

ベトナムオフショア企業を選ぶ際のポイント

ベトナムはオフショア企業の選択肢が豊富にありますが、逆に選択肢が多すぎて選ぶのが大変だと思われるでしょう。

以下の点を考慮しておくと、オフショア企業の候補を絞るのに役立ちます。

 

社内調整をしっかり行う

開発を進める前にIT部門だけではなく、業務部門、特に経営陣との調整が必要です。

企業戦略によって、どの国を利用するのか、短期で活用するのか、長期で活用していくのか、オフショアの選択肢が大きく変わります。

選定する前に企業全体の方向性を確認し、まず社内調整をしっかり行うことが求められます。

 

日本企業との取引実績

日本企業との取引実績が十分にあるかは、オフショア開発企業を絞る上で重要なポイントです。

オフショア開発には経験やノウハウが必要です。日本企業との取引実績が十分にある企業は、日本人とのプロジェクトを円滑に進めるためのノウハウが蓄積されています。

 

依頼案件での開発実績

さらに、依頼案件での開発実績も重要なポイントです。依頼案件を得意分野にしているベンダはノウハウもあり、バグやトラブルの修正にも素早く対応できます。

 

自社ニーズにマッチした強みを持っているか

ベンダによって得意分野が異なります。エンジニアの実績やスキルセットを見ることで、その企業の強みがわかります。

AI開発やプロダクトの開発研究を行っているのか、提案や設計など上流工程も任せられるか、柔軟なリソース提供ができるのか、などのニーズと照らし合わせて消去法で絞っていきます。

 

担当者のコミュニケーション力

担当者のコミュニケーション力は、そのままプロジェクトの成功の有無を左右します。レスポンスの速さ、理解力、相性の良さ、信頼性など、複数のオフショア開発会社とやりとりしていく中で比較してください。

 

ビジネスパートナーとして相性が合いそうか

オフショア開発会社を選ぶ際に大切なことをもう一つあげると、相手を対等なビジネスパートナーとして見ることです。ベトナムの企業を「自分たちより格下の下請け」とみなしてプロジェクトを進めてもおそらくうまくいかないでしょう。

こちらの要求を何でも鵜呑みにするイエスマンより、必要ならば「できない」ことをはっきり言ってくれたり、有益な提案を率直に出してくれる企業の方がパートナーとして信頼できます。

関連記事:【注意!】オフショア開発が失敗してしまう原因と成功への7つの対策

 

 

Rabiloo(ラビロー)の強み

ラビローの強み

弊社Rabiloo(ラビロー)はベトナムのハノイと神奈川県に拠点を置くソフトウェア開発企業です。日本市場を中心にオフショア開発サービスを提供しています。

  • 日本市場での開発実績

  • 案件の日本語対応

  • 高スキルのエンジニアリソース

など、基本的な品質を満たしているのは当然として

Rabilooの強み・得意分野は以下の点です。

 

ベトナム設立企業なのでベトナム人エンジニアの扱いに慣れている

一般的に日本にある本社が母体となるオフショア企業は、日本人の担当者がいてベトナムとのプロジェクトが進めやすいように思えるかもしれません。しかし、「日本人が上司でベトナム人が部下」という構造はお互いの文化を理解する面で多くの誤解やトラブルが生じやすくなります。

一方、弊社ラビローはベトナム資本設立のベトナム人経営者による企業であるため、ベトナム社会主義共和国の複雑な法律制度も熟知し、トラブルにも柔軟に対応でき、ベトナム人エンジニアやスタッフの扱いにも慣れています。

日本企業がベトナムオフショア開発プロジェクトをストレスなく進める上で、この点は弊社の強みであると考えています。

 

自社開発製品を持っている

下請けの仕事しか受注しないベトナムのオフショア企業は、全体的にエンジニアのモチベーションもそれほど高くなく、品質もそれに比例してくる、と感想を述べる日本人経営者もいます。

ラビローはベトナム国内の先端技術の専門家をチームに迎え、自社製品の研究開発を行なっています。さらに下流工程の下請けにとどまらず、プロダクトの提案、設計の上流工程から開発を請け負います。国内トップのIT企業を目指しているため、エンジニアのモチベーションや向上心も高く、自信を持って仕事を行なっています。

 

得意な案件は店舗・予約アプリ、デジタルサイネージ、POSシステム

弊社は2017年にベンチャー企業としてスタートしました。5年の開発案件の中で特に多かったのは店舗のメンバーアプリ予約アプリ中小企業の業務システムの開発です。

チェーン店の公式アプリデジタルサイネージの案件を特に得意としており、このような案件であれば、スピーディに対応できます。

 

エンジニアの80%以上は、ハノイ工科大学出身

弊社所属のエンジニアの80%以上は、ベトナムの東大とも言われるハノイ工科大学の出身です。ラボ型開発では優秀なエンジニアリソースを貴社の開発リソースとして確保していただくことができます。

▶︎「こいつら使えない」とは言わせない!ベトナムオフショアで奮闘するブリッジSEにインタビュー

 

他社よりJavaエンジニアが豊富

日本で最も求人数が高く、若いエンジニアからの確保が難しいのはJava言語のエンジニアです。

ベトナムオフショア開発企業の多くはJavaScript、PHP、Pythonなどのエンジニアが多いですが、弊社はJavaエンジニアが多いのが強みです。

Javaは世界でも非常にニーズの高い言語ですが、初心者には習得が困難でハードルが高いため、日本では若手のJavaエンジニアは少なく採用が困難な現状です。

Javaエンジニアを必要とされる案件を抱えている企業様、ぜひ弊社までお声かけください。

 

 

ラビロー

 

まとめ

本記事では、なぜ日本企業からのオフショア開発でベトナムに人気が集まっているのか、理由を考察しました。

オフショア開発におけるベトナムの7つの強みは以下の通りです。

  1. 中国より単価が安い

  2. ITリソースが豊富

  3. 親日で日本市場を重視、日本語対応が標準

  4. 国民性は勤勉で上昇志向が強い

  5. オフショアの選択肢が多い

  6. 日本と距離が近く時差も少ない

  7. カントリーリスクが少ない

今後は、エンジニア不足がさらに深刻になり、エンドユーザー企業のオフショア開発がさらに増えていくと見られています。いずれはオフショア開発を利用せざるを得なくなる、とさえ言われています。

オフショア開発にはノウハウが必要です。今のうちに信頼できる開発パートナーに出会っておかれることを強くおすすめします。

弊社Rabilooの開発実績を見る



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