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【2023年】オフショア開発の単価費用の最新動向は?【各国を比較】

2023/12/15
2021/10/20
【2023年】オフショア開発の単価費用の最新動向は?【各国を比較】

オフショア開発はこれまで、人件費の安い海外のエンジニアリソースを使うため開発コストが下げられるメリットで注目されてきました。

しかし近年は、急激な円安と新興国の経済発展に伴い、エンジニア単価が徐々に値上がり傾向にあります。今後オフショア開発でコストメリットを出していくのは難しくなるのでしょうか。

そこで本記事では、

  • オフショア開発エンジニア単価の最新動向
  • オフショア開発のエンジニア単価が決まる要素
  • 各国のオフショア開発単価を比較

こういったテーマについて、解説したいと思います。

 

 

オフショア開発単価の最新動向

出典:『オフショア開発白書(2022年版)』(オフショア開発. com)
リンク:https://www.offshore-kaihatsu.com/offshore_hakusho_2022/

2023年1月現在で最新情報となる、『オフショア開発白書(2022年版)』によると、2022年のオフショア開発委託国の国別人月単価は上記のようになっています。

 

中国オフショアの価格は高騰し続けている

これまでの日本企業のオフショア開発の大半は人件費の安い中国で行われていました。

しかし近年の経済急成長に伴い、中国の単価高騰は激しく、沿岸部のエンジニア単価はもはや日本と変わらない状況になっています。

▶︎中国オフショア開発の現状は?リスクや問題点、メリットを解説

 

じわじわ上がるベトナムの単価

ポスト中国として注目されたベトナムですが、経済発展とエンジニアスキルの向上とともに、単価は少しずつ上がり気味にあります。

2022年に関して言うと、前年に比べて単価の上がり方はやや落ち着きをみせています。

ベトナム人は上昇志向が強いため、高スキルを身につけられ、給料の高い企業にキャリアアップするエンジニアも多く、上級エンジニアの給料は年々高騰しています。

 

まだまだコストの安いミャンマーとバングラデシュ

ミャンマーは、扱える案件の幅は狭いですが、エンジニア単価の安さで注目されています。

IT大国インドに技術を習ったバングラデシュは、世界各国からの低単価の下請け先として注目されています。

 

フィリピンの単価はやや上昇気味

英語のできるフィリピンは、欧米のグローバル開発先として注目を集めており、単価は昨年に比べてやや上昇しています。

 

 

エンジニア単価はどうやって決まる?

アジアのエンジニア単価は安い

IT開発プロジェクトのコストの大半を占めるのは、エンジニアの人月単価です。

人月単価とはエンジニア1人が1ヶ月働くときにベンダーに支払われる報酬のことです。エンジニアの人件費にその他の経費や利益を上乗せしたものが人月単価として計上されます。単価とはエンジニアの給料のことではありません

オフショア開発は、人件費の安いアジアの新興国で行われるため、エンジニアの単価は国内開発より安くなります。

例えばベトナムのプログラマーの単価は、日本のエンジニアの3分の1程度の安さになります。

しかし、オフショア開発のエンジニア単価が安いのは、国の経済力が関係していて、エンジニアのスキルが劣っているからではありません。

 

スキルが高くなれば単価も高くなる

オフショア開発はプログラマーの単価は安いですが、コミュニケーションのための人員に特別なコストが掛かります。プログラマーの他にブリッジSEと呼ばれるポジションのエンジニアをプロジェクトにアサインします。ブリッジSEやPMは特別なスキルが求められるため担い手も少なく、希少価値が高い分、単価も高くなります。

良質なプロジェクトを進めていくためには、単価の高いシニアエンジニアもアサインする必要があり、トータルで見ると予想よりもコスト削減効果が少ないと感じる場合もあります。

 

 

単価でもっともコストパフォーマンスが良いのはどの国?

2020年代、オフショア開発導入を新規に予定している企業の実に半数以上がベトナムを選んでいます。

ベトナムは、多くの開発案件をこなしてきたため、オフショア開発の選択肢が多く、品質も良くなってきています。

また単価も日本と比べるとまだまだ安く、国内開発よりトータルで50%〜30%コストを下げることができます。

ベトナムは「単価」「マネジメントのしやすさ」「品質」「選択肢の幅」などの観点から、他の国と比較したとき最もコスパの高い選択になります。

 

ブリッジSEの価格に注目

ベトナムは他の国に比べて、日本語対応できるブリッジSEが育ってきているのが大きな特徴です。先ほどのエンジニア単価の表を比較するとわかるように、フィリピンやバングラデシュと比べてベトナムのブリッジSEの単価は安くなっています。

日本人がブリッジSEを担当するプロジェクトも多いですが、その場合単価は当然高額になります。

社内に英語人材がいない場合、日本語対応できるブリッジSEを低単価で出せるベトナムのオフショア開発のコストパフォーマンスは魅力的です。

 

コミュニケーション言語を英語にしてあえてブリッジSEを使わないという手も

もし社内プロジェクトを英語で行えるのなら、フィリピンやインドでは、わざわざブリッジSEを配置せずにプロジェクトを進めることも可能です。

英語でプロダクトを作れば、市場をグローバル展開させることも視野に入れられます。そのようにグローバル開発の拠点としてフィリピンやインドを活用していく動きも徐々に見られます。

 

 

あえて単価が高いエンジニアを使ってコストを下げる

「コストを下げる」という観点で見れば、「単価の安さ」に目が行きがちです。

しかし、「単価が高いエンジニア」=「処理能力が高いエンジニア」ということができます。

単価が高く処理能力の高いエンジニアを使えば、少人数、短期間の工数で済むため、単価の安いエンジニアをたくさん使うより逆にコストが安くつくことがあります。

例えば、中国やインドのエンジニアは高単価ですが、スキルも高いです。

あえて能力の高いエンジニアをプロジェクトに投入することで、単価の安いオフショア企業よりも短期間・少人数で完成できる、つまりコストが下げられる、という考え方もあります。

 

日本が不足している高スキルIT人材リソースをオフショアで確保

深刻なIT人材不足を抱えている日本にとって、このような即戦力エンジニアリソースは魅力的です。日本は特に先端技術を扱えるエンジニアが不足しています。

中国は「BATH(バイドゥ・アリババ・テンセント・ファーウェイ)」のような巨大IT企業を輩出し、デジタル競争力では今や日本を上回っています。

今後のオフショア開発のメリットは、コストの削減よりも、高スキルエンジニアリソース確保のために必要とされていきます。

 

 

まとめ

この記事では、日本からオフショア開発が行われる国のエンジニア単価の最新動向を比較して取り上げました。

ベトナムは日本語対応のできるブリッジSEやPMが育っており、他国と比べてトータルの単価は安くなっています。

さらに技術と品質も向上しているため、コストメリットを十分に出すことができます。

Rabiloo(ラビロー)はベトナムのハノイに拠点を置くソフトウェア開発企業です。

日本企業の開発パートナーとしてさまざまな業種の案件実績を積んでいます。

弊社所属のエンジニアの8割以上はベトナムトップの理工系大学であるハノイ工科大学の出身です。

Rabilooのエンジニアの単価・ラボ型オフショア開発の資料のご請求、開発のご相談など、ぜひお気軽にお問い合わせください。

ご都合の良い時間にビデオ会議システムでヒアリングさせていただきます。

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