品質を犠牲にせず【アプリ開発費用を削減】するためのヒント

Rabiloo

世界的なDXの爆発的な波により、アプリ開発の市場規模は拡大し続けています。 Business of Appsのレポートによると、2018年のモバイルアプリの収益は731億ドルでした。 しかし2021年には1330億ドル(広告、サブスクリプション、アプリ内課金による収入を含む)の年間売上高を叩き出しています。
新型コロナウィルスの世界的パンデミックにより自宅で過ごす人が増えたため、この市場はさらに伸びています。多くの企業やスタートアップがこの波に追いつくために、アプリ開発のコストを考慮しています。
アプリの品質に影響を与えることなく、アプリ作成費用をより節約するにはどうすればよいでしょうか。
この記事では、弊社Rabilooがお客様に適用しているアプリ開発のコストを最適化する3つの方法をご紹介します。
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アプリのアイデアを特定する
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アプリ開発費用を削減するためのヒント
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アプリ制作の価格に大きく影響する要因
アプリ開発をご検討中の企業様の参考にしていただければ幸いです。
開発の前にアプリの仕様をしっかり定義する
どんな製造プロセスでも、最初のステップは、アイデアと実行計画を定義することです。 自社は何をしたいのか、アプリ開発会社がどのように実行するのか、この二つのことを合意することが、開発プロセスで無駄なコストをかけないための条件です。
アプリ制作会社として弊社のプロジェクトは、お客様がPRD(Product requirement document=プロダクト要求仕様書)をお持ちの場合、より迅速に展開されます。 一般的なPRDには次のものが含まれます。
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プロジェクト目標と製品アイデア
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会社のプラットフォーム
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工期
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アプリの機能
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プラットフォーム
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UXおよびUIデザイン(またはそれ対する要求事項)
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プロジェクトのタイムラインとコントロールポイント
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予算策定(開発チームでも可)
もし作成したいアプリのアイデアだけお持ちの場合、アプリの設計要件を完成させるために、開発チームが完全にバックアップしてアドバイスを差し上げることも可能です。 ただし、その分、時間がかかったり、コンサルティング費用が発生する場合があります。
さらに、事前に社内で明確で詳細な要件を準備することで、最初からお互いの希望を理解することができ、プロジェクトの際のミスを最小限に抑えることができます。 柔軟すぎる要件や不確実な要件は、品質の問題を引き起こす可能性があります。
品質を犠牲にせずにアプリ開発費用を削減するために必要なこと
コストを抑えようとするとどうしても品質が心配になりますが、品質を落とさずにコストを削減していくことは十分可能です。ここでその方法をいくつか考えましょう。
不要な機能は一時的に無視してよい
おそらく誰でも、競合他社より多機能で見栄えの良いアプリにしたいという願いをお持ちでしょう。 しかし当面は、本当に必要不可欠な機能だけに集中して、 アプリの主要な役割を邪魔してしまうような機能は、仕様書に含めないようにしましょう。
多額の資金を投じたにもかかわらず、アプリ完成が間に合わないという事態を避けるために、まずはMVP(Minimum Viable Product=実用最小限の製品)で市場に参入するようにしましょう。 たくさんアイデアをお持ちかもしれませんが、後からでも追加することができます。
これはコストを節約するだけでなく、アプリをシンプルに使いやすくし、より良いユーザーエクスペリエンスを提供することに貢献します。
アプリ開発費用を節約するには、プロトタイプモデル(試作モデル)を使用します。 ソフトウェアのプロトタイプは、初期の段階で顧客の要求をより直感的に理解することができます。 さらに、このようなモデルは、開発者、デザイナー、ユーザー、および顧客間の相互作用をもたらします。
テスト工程(モバイルアプリのテスト)を省略してはならない
テストの工程を端折って速く済ませようとすると後で大変なことになります。
各段階でテストを行う目的は、バグを見つけることです。
コーディング段階であれば開発者は5時間でバグを修正できます。しかし、バグが完成品の段階で発見された場合、15時間もかかるケースがあります。
そのため、アプリのテスト、特にユーザー受け入れテストを丁寧に行う必要があります。 結局のところ、アプリケーションはユーザーに受け入れられなければ、良いものとは言えません。
アプリ開発を外注する
アプリ開発のアウトソーシングは、人件費、設備費、リスク分担を節約するために選択される一般的な方法です。
今では、弊社Rabilooのような人件費の安い海外にアプリを委託開発するオフショア開発が一般的になってます。
新興国のエンジニア単価は日本の半分〜3分の1程度の安さになるため、アプリ開発にオフショアを導入するなら大幅なコスト削減ができます。
▶ 【自社アプリ】 導入するメリットと開発費用を抑えて外注する方法
安すぎる見積もりには要注意
コストを下げることばかりに頭がいって、安すぎる見積もりに飛びついてしまうかもしれません。しかしそのような場合は要注意です。安すぎるアプリ制作会社は、開発経験の浅いユニットだと考えてください。
間違った選択をしてしまうと、あとですべてを1からやり直すことになり、余計にコストが掛かることが起こりえます。
オフショアでアプリ開発の費用を抑える
オフショア開発は今ではアプリ制作のポピュラーな方法になっています。コストが安いだけでなく、品質の高さも国内開発と変わりません。
今ではコストの削減だけでなく、エンジニアリソース確保の目的でもオフショア開発の利用がかなり一般的になっています。
品質を落とさずに、オフショア開発でアプリ開発するにはどうすればよいでしょうか。
▶【まるわかり】オフショア開発とは?進め方から注意点まで徹底解説!
賢明なパートナー選び
技術パートナーとなるベンダー選定は、結果としてアプリの品質をほぼ決定づける重要な役割を担います。すべての長所と短所を比較検討し、深い専門知識と経験を持つ会社を選ぶようにしてください。 開発実績が豊富なベンダーは、スピード感を持って、より効率的に仕事をします。
本物の専門家からなるチームと組むなら、適正なコスト配分を実現しながら、高品質のアプリを手に入れることができます。
適切なオフショア開発形態の選択
オフショアベンダーを絞ったなら、コストを節約するために適切な開発形態を選んでください。
一般的にオフショア開発には2種類の契約形態があります。
請負契約
これは、詳細なアプリケーション設計依頼書を準備し、完成品の制作費用と納期に合意するという契約です。
このモデルを使用すると、アプリの作成にかかる時間とコストを自社の側でコントロールできます。 ただし、途中で仕様変更を行うことはできず、柔軟性は低くなります。 もしPRD(要件)が明確でない場合は、もう一つの契約形態を検討することができます。
ラボ契約
プロジェクトの要件が不確定な場合は、アプリの開発価格も柔軟にする必要があります。
ラボ契約では、クライアントは完成したアプリではなく、アプリ制作に費やした実際の時間数に応じて、開発費用を支払うことになります。 さらに、タスクを実行するために必要なドキュメント(ソフトウェア、機器、サブスクリプション、さらにはライセンス)の料金を支払う必要があります。
特に、これまでアプリ制作の経験がない場合は、アプリの設計要件が最初から適切かどうかを確認することは困難です。 ラボ型開発は、要件を決定する段階での間違いをすばやく修正し、プロジェクトをよりよくコントロールするのに役立ちます。 したがって多くの場合、ラボ型開発の採用はコストを削減するのに役立ちます。
適切なテクノロジーと開発プラットフォームを選択する
プロジェクトの規模や性質に適した技術やプラットフォームを選べば、アプリの設計にかかるコストは削減されます。調査を行い、開発チームと話し合いながら、適切なテクノロジーを検討してください。
クロスプラットフォーム開発は、最新の安価なソリューションです。 クロスプラットフォームアプリは、単一のコードベースを使用してAndroid、iOS、及びWindowsデバイスで動作し、コストを大幅に削減します。 通常、ネイティブアプリの開発よりも40%安価です。
クロスプラットフォーム開発は、おすすめの安価なソリューションです。クロスプラットフォームアプリは、単一のコードベースを使用して異なるプラットフォーム(Android、iOS、Windows)デバイスで動作するため、コストを大幅に削減することができます。通常、ネイティブアプリの開発よりも40%ほど安くなります。
まとめ
アプリは、最初から多機能なものを開発する必要はなく、制作前に要件を明確に定義して、必要な機能に絞ってMVPでリリースするのが望ましいです。
オフショア開発を導入することにより、開発、リリース後のバージョンアップ、メンテナンスのフェーズも低コストで行っていくことができます。
弊社Rabilooはベトナム・ハノイのソフトウェア開発企業です。日本市場向けに様々な業種のモバイルアプリの開発実績がございます。
アイデアの段階から貴社のビジネスパートナーとなり、業務効率化、集客アップに役に立つサポートをいたします。
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