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【担当者必見】はじめてのオフショア開発の課題と解決策を徹底解説!

Rabiloo

深刻なITエンジニア不足とエンジニアの高騰により、オフショア開発を利用する企業が以前に比べて一般的になっています。

オフショア開発とは、海外の人件費の安いITベンダーに開発の一部をアウトソーシングする開発手法のことです。今後は、さらに高まるIT需要に応えるため、ほぼすべての企業がオフショア開発を利用せざるを得なくなるとさえ言われています。

しかし、オフショア開発にはノウハウが必要です。いきなり始めようとしてもうまくいきません。

特にはじめてのオフショア開発では、いくつかの課題を乗り越えなければなりません。

そこで本記事では、日本向けベトナムオフショア開発サービスを展開するRabiloo(ラビロー)のブログ編集部が業界の知見も交えて、オフショア開発の課題と解決策を、発注企業サイドとベンダーサイドに分けて、わかりやすく解説してまいります。

オフショア開発について詳しくはオフショア開発とは?【最新動向とメリット】をまるっとわかりやすく解説!という記事をご覧ください。

オフショア開発の課題【発注企業サイド】

まずは、発注企業サイドが抱える課題を6つ考えましょう。

①オフショア委託国のイメージを掴む

オフショア開発を始める前に、まずオフショア国別の特徴を把握することが課題になります。

一般的にオフショア開発は人件費の安い、中国、ベトナム、インド、フィリピン、ミャンマーなど、アジアの新興国で行われています。

オフショア開発の国を選定するポイントとしては

  • 技術力

  • エンジニアの豊富さ

  • コスト削減効果

  • コミュニケーションは英語か日本語か

  • 国民性

  • 日本からの距離

などがあります。

中国やインドは技術力は高いものの、単価が高い、と言う特徴があります。一方、ミャンマーやバングラデシュなどは単価は安いが、扱える案件の幅が狭いといったデメリットもあります。

ベンダーの選択肢が多く、コストも比較的安いのはベトナムで、近年の一番人気になっています。

しかし、プロジェクトによっては英語でコミュニケーションが取れるフィリピンの方がマネジメントしやすいなど、プロジェクトとの相性によって委託国の選択が異なります。

②ベンダー選定のための情報収集

委託国のイメージが掴めたら、次は企業選びになります。

ここで、各ベンダーごとの特徴や強みなどの情報を収集していくことが課題となります。

オフショア企業のパターン

オフショアベンダーは一般的に以下の3パターンに別れます。

  1. 現地で設立された現地企業(価格が安い)
  2. 現地企業と日本支社(ノウハウもあり信頼できる)
  3. 日本企業の子会社(案件実績豊富)

ちなみに弊社Rabilooは2の区分に属します。

収集すべきベンダーの情報

ベンダーの候補をしぼるにあたって以下のような情報を収集していく必要があります。

  • 日本企業との取引実績

  • ベンダーの強みと弱み

  • 発注案件分野での開発実績

  • エンジニアのスキルセット

  • エンジニアの単価

  • 日本人対応の有無

  • 日本支社がある、もしくは日本企業の子会社か

  • ブリッジSEは日本語か英語か

  • 担当者との相性

こうした具体的な情報を膨大な数のベンダーの中から収集していくことが課題となります。

③社内調整が大変

社内調整は、オフショア開発に限らず、ITプロジェクト全般において非常に重要かつ骨の折れる課題です。プロジェクトはIT部門だけではなく、全社横断的なチーム編成を行うことが必要です。

特に経営陣との調整は必要不可欠です。経営のビジョンによって、選択する国やベンダーの選択が変わってくるからです。

他の部署や経営陣を巻き込み、いざというときはトップダウンで現場を一致団結させるためにも、事前の社内調整は重要です。

④ノウハウが必要

オフショア開発には経験やノウハウが必要です。文化の異なる外国人をパートナーにするため、最初は慣れないことが多くて当然です。意思のすれ違いも最初のうちは頻繁に生じるかもしれません。

マネジメントツールを使いこなすことで、時差や距離を克服し、レビューを定期的に行うことで意識のズレを防ぐことができます。

このように、スムーズにオフショア開発を進めるためには、発注者側にマネジメントノウハウを貯められるかが当面の課題となります。

⑤確実に伝わるコミュニケーション能力

オフショア開発はブリッジSEがエンジニアチームと発注企業側との間に入り、進捗報告やレビューを行います。

日本語が堪能な外国人エンジニアがブリッジSEにアサインされることが多いですが、彼らには日本人のように「空気」や「行間」を読む文化はないので、指示は明確に与えなければなりません。

口頭だけでなく、イラストや図解にするなど、明確に的確に伝えるスキルが発注者側に不可欠です。

特にオフショア開発では、外国人を相手にした異文化コミュニケーションスキルが求められます。

⑥期待通りのコスト削減ができるか

近年はオフショア委託国の経済が急成長し、以前のようにインパクトのあるコストメリットが出にくくなっています。

日本語人材が希少なバングラデシュやミャンマーでは、プログラマーの単価は安いものの、ブリッジSEやPM(プロジェクトマネージャー)の単価は高くなります。

また、ラボ型で開発を行う場合、小規模案件ではコスト削減効果が少なく、中長期の活用を視野に入れられるかというところも課題になります。

オフショア開発の課題【オフショアベンダーサイド】

ではここからは、オフショア開発企業から見た現地サイドの課題についても見ていきましょう。7つの課題を取り上げます。

①コミュニケーション能力

日本企業がオフショア開発における一番の心配事項は、コミュニケーションがちゃんと取れるのかという点です。

オフショア開発プロジェクトがスムーズに行くかどうかは、大方、ベンダ所属のブリッジSEのコミュニケーション能力にかかっています。

特に日本語対応を売りにしているベンダーの場合、日本語能力の高いブリッジSEの確保は大きな課題です。

またコミュニケーションを英語で行うにしても、日本人の商文化を理解し、報連相が徹底できるかも課題になります。

②品質管理

品質管理はオフショアに限らず、すべてのITプロジェクトにおいて重要です。

そのためブリッジSEはテストのための工数もしっかり見積もり、スケジュールを組んでいくことが必要です。

要件定義の認識にずれがあることも品質低下の原因になります。

ボタンの掛け違いがないように、日本側の要求を明確に理解することがベンダーにとって今後も重要な課題になります。

③優秀な人材の流出

オフショア委託国においても優秀なエンジニアは取り合いになっています。

新興国のエンジニアは上昇志向が強いので、スキルアップを求めて条件の良い所があればすぐに転職していきます。

そのため、優秀な人材の流出を防ぐためにも、エンジニアが満足して働ける先端技術を用いた案件を積極的に取り入れていけるかどうかも課題となっています。

④日本企業との案件実績を積む

日本企業は案件実績のないベンダーは採用したがらないものですが、新しいベンダーは案件実績ゼロでも経験を積まないことには、お客さんを取ることができません。

規模の小さいベンダはスタートアップ企業のパートナーとして徐々に実績を積むことでこの課題に取り組んでいます。

⑤価格の高騰

人件費の高騰により、オフショア開発の単価も徐々に上がってきています。

中国やインドではもはやコスト削減ではなく、技術とリソースの提供というポジションで選ばれています。

ベトナムやフィリピンでは価格に見合った価値を提供できるかが、今後の大きな課題になっていきます。

⑥ブリッジSEの育成

先程も触れましたが、日本語のできるブリッジSEの希少価値が上がってきています。

ベトナムなど、日本語学習者の多い国でも、ブリッジSEが務まるほどの高い語学力をもったエンジニアが育成できるかが大きな課題になっています。

⑦UI/UXが弱い

UI/UXの弱さはオフショア開発の以前からの課題です。

外国人と日本人ではデザインのセンスが異なります。

そのため、日本人の好みや日本文化にマッチしたデザインを提供できれば、それだけで大きなポイントになるでしょう。

オフショア開発の課題を克服するためのアイデア

それでは実際にオフショア開発を始めるにあたって、発注企業サイドは課題をどのようにクリアしていけるでしょうか。

オフショア委託国の特徴を理解しておく

まず、オフショア委託国の各国の特徴を理解しておきましょう。

一概には言えませんが、オフショア開発で日本企業からの利用が多いアジア新興国の特徴を表にまとめました。

オフショア委託国各国の特徴

オフショア委託国には日本人との国民性との相性もあり、長く続けていく上ではそこも考慮に入れたほうが良いでしょう。

例えば中国やインドは、自分の非は認めず、自己主張の強い傾向があります。

一方、ベトナムやミャンマーは勤勉で真面目な国民性が日本人と合いやすいとされています。

社内調整を行いプロジェクト管理体制を整える

オフショア開発は、IT部門だけの仕事ではありません。各部門と連携をしっかりとって、コミュニケーションがスムーズに行われるようによく準備することが必要です。

オフショア委託国との時差もしっかり考慮に入れ、コミュニケーションツールを使いこなせるようにしておきましょう。

「下請けに丸投げ」という意識ではなく「パートナー」として二人三脚でプロジェクトを進めていく意識が必要です。

ベンダー選定は担当者の対応をしっかり見て決める

オフショア開発は地理的な距離が離れているため、レスポンスの速さが重要になります。

ここでヒントになるのが、担当者の対応です。

担当者の対応が遅かったりこちらの意図を汲み取る能力に著しくかけているようなら、要注意です。

担当者の反応は、そっくりそのままプロジェクトが始まったあとのベンダーの対応になるからです。

何のトラブルもなく順調に進むプロジェクトなどありえません。問題が起きたときにどう対処していくのか、ベンダー選定時の担当者の反応で大方推測できるのです。

小さな案件でノウハウを貯める

オフショア開発は特に開発後の運用・保守も含めて長期的なリソースの確保という側面が強くなっています。

その場合、同じチームを自社リソースとして使う「ラボ型」での開発を行うことになります。しかし、いきなり始めるのではなく、単発の「請負開発」で小さく始めることが近年のオフショア開発の定石になっています。

まず小さな案件を成功させて、オフショア開発のノウハウを蓄積していくことで課題を少しずつクリアしていくことができます。

いずれ取り合いになるので今のうちに取り組む

近い将来、日本企業の大半はオフショア開発を利用せざるを得ない状況になるといわれています。その頃には「良いベンダー」「良いエンジニア」はすでにオフショア開発に参入している企業ががっつりキープされてしまっているでしょう。

先程もお伝えしたように、オフショア開発は下流工程の丸投げではなく、ビジネスパートナーとして2人3脚で進めていく意識が必要です。

良いエンジニアはいずれ取り合いになる可能性が高いので、選べるうちに自社のパートナーとなる良いベンダーに出会っておかれるようおすすめします。

英語でプロジェクトを進める

オフショア開発の品質、コミュニケーションの取りやすさなどは、ブリッジSEの能力に大きくかかっています。

特に日本語対応のブリッジSEをアサインする場合、コストもかかり、伝言ゲームのようにコミュニケーションが難しくなるリスクがあります。

しかし、プロジェクトを英語で進めていくなら、日本語ブリッジSEを入れずに直接コミュニケーションが取れるため、コストも抑えられるかもしれません。

その場合、英語ネイティブのインドやフィリピンでオフショア開発を進めていくことも選択肢に入れることができます。

まとめ:これからの日本はITリソース確保のためにオフショア開発が不可欠

日本はますます、先端技術をもったエンジニアが不足し、単価も更に高騰していきます。

これからの時代、オフショア開発、グローバル開発がさらに標準になっていくでしょう。

将来を考えると、今のうちからオフショア開発の課題に取り組み、ノウハウを蓄積できるかどうかが、明暗を分けると言っても過言ではありません。

Rabiloo

Rabiloo(ラビロー)はベトナムの首都ハノイに拠点をおくソフトウェア・アプリ開発企業です。

これまで日本企業のビジネスパートナーとして、さまざまな業種の開発案件を成功させてきました。

エンジニアの80%以上はベトナムTOPの理工系大学、ハノイ工科大学出身です。

案件のご相談、プロジェクトの進行もすべて日本語対応です。

スモール案件からのご依頼も大歓迎です。

まずはお気軽にお問い合わせください。