ホーム ブログ オフショア開発

アプリ開発に最適な言語は?iO...

アプリ開発に最適な言語は?iOS, Android,webアプリそれぞれ解説

Rabiloo

アプリ開発を発注する際に、開発する言語について知っておくことは重要です。なぜなら、使用する言語によって、開発のスピードやコストが大きく変わってくるからです。さらに、開発に使用される言語は、完成後のアプリの性能やリリース後のメンテナンスやカスタマイズのしやすさにも関わってきます。

自社で開発したいアプリの方向性が定まったなら、最もふさわしい言語で開発できるベンダを選定しましょう。ベンダが、開発に適した言語に強いかどうかが選定の決め手の一つになります。

この記事では、

  • アプリの種類

  • それぞれのアプリ開発に適した言語

  • 開発言語の選定で考慮すべきこと

このようなテーマで初心者の方にもわかりやすく解説していきます。アプリ開発準備の前段階として参考にしていただければ幸いです。

アプリの種類を整理しよう

まず、一言で「アプリ」といっても「アプリ」にはいくつかの種類があります。

ここで、アプリの種類を整理しておきましょう。

ネイティブアプリ(スマホアプリ・パソコンアプリ)

ネイティブアプリとは、スマートフォン(スマホ)やパソコンのプラットフォームに特化して開発されたアプリケーションのことです。スマホやPCにインストールして使います。

スマホやパソコンのプラットフォームとは、簡単にいうとアプリが動く環境(OS=基本ソフト)のことです。家庭で一般的に使われているプラットフォームはざっくり分けて4種類あります。

  • iOS(iPhone、 iPad)

  • Android(Apple製品以外のスマホ、タブレットのほとんど)

  • macOS(Apple社のMac全般)

  • Windows(Mac以外のパソコンや一部のスマホ)

たとえば、iPhone用に開発されたネイティブアプリはAndroidの携帯電話では動きません。iPhone用に開発されたアプリは、iOS上(ネイティブ環境)でのみ動作するようにプログラミングされています。こうしたアプリを「ネイティブアプリ」と呼びます。

ネイティブアプリを開発するには、それぞれのプラットフォーム専用の言語で開発する必要があります。iPhoneとAndroid端末のどちらのプラットフォームでもアプリをリリースする場合、開発に2倍のエンジニアと工数がかかり、コストがかかります。

また、ネイティブアプリはOSごとにリリースのために審査が必要になります。

webアプリ

webアプリとは、Safari(サファリ)やGoogle Chrome(グーグルクローム)などのブラウザソフト(Webサイトを閲覧するためのソフト)上で動作するアプリケーションのことです。

たとえば、FacebookやYoutube、クックパッドや食べログはwebアプリの代表的な例です。

webアプリは、スマホやPC、端末を選ばずに利用でき、端末にインストールしなくてもすぐに使えるのが特徴です。また、開発は一つのプロジェクトで完了し、多くのユーザーにリーチできます。

また、リリースのために審査は必要ありません。

しかし、動作がネット環境に依存するため、インターネットがない場所や回線状況の悪い場所では使用できません。

ハイブリッドアプリ

ハイブリッドアプリとは、ネイティブアプリの要素とwebアプリの要素を融合させたアプリのことです。

基本的にwebアプリ開発の技術を用いてiPhoneやAndroid携帯のネイティブの環境でも利用できるように開発します。一つの開発でマルチプラットフォームでリリースできるため、開発エンジニアが最小限ですみ、コストや時間の大幅な短縮が行えるため、多くの企業で利用されています。上記のクックパッドや食べログは元々はwebアプリとして登場しましたが、ハイブッドアプリとして、iPhoneやAndroidのプラットフォームでもリリースされています。

わたしたちが普段よく使う、GmailやTwitterやInstagramなどのアプリはハイブリッドアプリです。

ただ、ネイティブアプリに比べて動作が遅く、機能にも制限があります。また、ネット環境が無いと使えません。

iOS(iPhone)アプリ開発に使用される言語

iPhoneの性能を発揮し、自由度の高い高機能のアプリを作るには、専用の言語を使ってネイティブアプリを開発することが最適解です。

iOSアプリ開発に使用されるのは以下の2つです。

  • Swift

  • Objective-C

Swift

Swift(スウィフト)は主にiPhoneやiPad、Macのアプリを開発するための言語です。Apple社が2014年に発表したオープンソースのプログラミング言語で、無料で使うことができます。

Swiftはコードが読みやすく書きやすい「モダンな」言語で、動作も早いという特徴があります。

Objective-C

Objective-C(オブジェクティブシー)はSwift以前に、アップル製品の開発のために用いられていた言語です。

C言語をベースに作られた言語で、豊富なライブラリがあり、開発にはとても便利な言語です。しかし、コードの記述が複雑で難しく、初心者には習得が困難な言語とされています。この欠点を解消するために登場したのが、文法がシンプルでわかりやすく動作も早いSwiftです。今ではほとんどのiPhoneアプリの開発には、Swiftが用いられています。

Objective-Cは今でもサポートされています。

Androidアプリ開発に使用される言語

次にAndroidアプリ開発に用いられる言語を見ていきましょう。AndroidはGoogle社が開発したスマートフォンやタブレット端末向けのOSです。

Androidアプリ開発で使用される言語は主に以下の2つです。

  • Java

  • Kotlin

Java

Java(ジャバ)は世界で最もポピュラーなプログラミング言語です。JavaはOSへの依存度が低く、色々なOSで使えます。

Javaは「オブジェクト指向言語」で、小さな部品を組み合わせて作る言語です。アプリ開発以外にも、大規模なシステム開発、家電製品、NASAの火星探査ロボにまで幅広く利用されています。セキュリティの高さも信頼されており、銀行や金融関係のシステムにも利用されています。

Javaは Androidアプリ開発でよく使用される言語です。

Kotlin

Kotlin(コトリン)は2011年に登場した比較的あたらしい言語です。簡単にいうとJavaを進化させた言語で、2017年からAndroidアプリ開発言語として公式にサポートされています。

Javaと同じオブジェクト指向言語ですが、Javaよりも簡単にコードが書けるので近年の人気言語になっています。

webアプリ開発に使用される言語(フロントエンド)

webアプリには、わたしたちユーザーが画面で見る部分(フロントエンド)と、データのやりとりなどを行う見えない部分(バックエンド)の2つの部分に分かれます。

まず、画面に内容を表示させるのに必要な「フロントエンド」に用いられる言語から見ていきましょう。

HTML 

HTML(エイチ・ティー・エム・エル)とは、「HyperText Markup Language」の略称です。HTMLはプログラミング言語ではなく、文字や画像を表示させたり、文字にリンクをつけることができる、「マークアップ言語」です。

テキストのこの部分は「タイトル」「見出し」である、など文章を構造化する役割を担います。

CSS

CSS(シー・エス・エス)とは、「Cascading Style Sheets」の略称です。CSSもプログラミング言語ではなく、HTMLで表示させる文字の見た目や装飾を行う「スタイルシート言語」です。

たとえば、CSSを記述して、文字に色をつけたり、文字を枠で囲ったり、ボタンをつけたりできます。

JavaScript

JavaScript(ジャバスクリプト)は、HTMLとCSSを関連づけて、Webサイトに動きをつけられるプログラミング言語です。JavaScriptを使って、画像を拡大表示したり、入力フォームを設置したりすることができます。

わたしたちが普段見ているWebサイトの裏側では JavaScriptが動いています。

webアプリ開発に使用される言語(バックエンド)

webアプリを開発するためには、サーバやデータベースなど、ユーザーから見えない部分の開発を行う必要があります。バックエンドの構築には、以下の言語がよく用いられます。

  • Java

  • Python

  • PHP

  • Ruby

  • JavaScript

Java

JavaはAndroidアプリ開発にも用いられますが、汎用性が高いためwebアプリの開発にも用いられます。

Javaは大手企業の大規模開発にも向いており、知見が広範囲にシェアされているため動作が安定し、バグも生じにくい特徴があります。

Python

Python(パイソン)は、文法がわかりやすく、読み書きしやすい言語です。AI(人工知能)の開発によく用いられます。

学習者に人気の高い言語で、バックエンドの開発でも用いられます。

PHP

PHP(ピー・エイチ・ピー)は、webアプリに特化した言語です。PHPは多くのweb開発現場で使用されています。コードの記述が簡易で初心者にも学びやすい言語であるため、人気の高い言語です。

Ruby

Ruby(ルビー)は日本人が開発したことで有名な言語です。Rubyは主にwebアプリ開発に使用され、Ruby on Rails(ルビーオンレイルズ)というフレームワーク(枠組み)を利用してアプリがスピーディに開発できるのが特徴です。

「クックパッド」や「食べログ」など、Rubyを使って開発されています。

JavaScript

JavaScriptは主にフロントエンド開発に使用される言語ですが、Node.jsという実行環境が登場してからバックエンド開発でも利用できるようになりました。

通常はフロントエンドとバックエンドで別々の言語を使うため、対応できるエンジニアをそれぞれ確保しなければなりませんが、JavaScriptを採用すれば、フロントエンドとバックエンドと同じエンジニアで対応できるというメリットがあります。

ハイブリッドアプリ開発に使用される開発環境

モバイルアプリの開発は、iOSとAndroidのネイティブアプリをそれぞれ開発した方が動作が安定し、機能も制限なく実装できます。しかし、コストがかかり、リリースまでの時間もかかります。

この問題を解決するために登場したのが、マルチプラットフォームで動くハイブリッドアプリです。

iPhone、Android携帯、さらにはwebアプリまで同時に開発ができるため、開発工数もコストも下がり、スピーディに開発が行えます。

代表的なマルチプラットフォーム開発環境には以下のものが挙げられます。

  • ReactNative(JavaScript)

  • Flutter(Dart)

  • Xamarin(C#)

  • Unity(C#)

ReactNative(JavaScript)

ReactNative(リアクトネイティブ)はFacebook(meta)社が提供するJavaScriptのフレームワークです。JavaScriptを使うことで、Android・iOS向けのネイティブアプリを同時に作成できます。

処理速度も比較的早く、世界の有名企業でも利用されています。

webエンジニアで、アプリ開発ができるというメリットがあります。

ReactNativenのメリットについてはReact Nativeとは?アプリ開発でReact Nativeを選択する理由という記事をご参照ください。

Flutter(Dart)

Flutter(フラッター)はGoogle社が開発した無料で使えるオープンソースのフレームワークです。同じくGoogle社が開発したDart(ダート)というプログラミング言語を使って開発します。

0から開発するのではなく、アプリ開発に必要なパーツを組み合わせながら作るので効率的に開発できます。

Flutterでは iOSやAndroidのネイティブアプリだけでなくwebアプリやデスクトップ向けのアプリへの変換も可能です。

FlutterはReactNativeより後に出てきた技術で、ここ数年注目を集めているクロスプラットフォームです。

Xamarin(C#)

Xamarin(ザマリン)は、Microsoft社が提供するプラットフォームです。Windows上でiOSやAndroidやMac OSのアプリを開発することができます。使用する言語はC#です。C#はC言語をわかりやすく改良して作られたプログラミング言語です。

ただ、Microsoft社のXamarinのサポートは2024年5月1日で終了することが発表されています。

Unity(C#)

Unity(ユニティ)は主に 2Dと3Dゲーム開発に利用されるクロスプラットフォームです。UnityでもC#が言語として使用されます。

Unityはゲーム以外のハイブリッドアプリ開発には向いていません。

開発言語の選定で考慮すべきこと

ここまで、アプリ開発に使われる言語について見てきました。

開発言語の選択は、完成したアプリの動作、開発コスト、採用エンジニアのリソース、リリース後の保守のしやすさに大きく関わってきます。

アプリ開発の言語を選定する際に考慮すべき要素をいくつか取り上げてみましょう。

AndroidとiOSのどちらかで良いのか

まず、開発するアプリはAndroidとiOSのどちらかで良いのでしょうか。それとも両方のプラットフォームでリリースしたいのでしょうか。

どちらかで良いのであれば話は単純で、AndroidならKotlin、iOSのみならSwift1択になるでしょう。

AndroidとiOSの両方で同時に開発したい

恐らくほとんどのケースでAndroidとiOSの両方の市場へのリリースとなるでしょう。

もし大企業、もしくは開発予算が十分に出せるなら、ネイティブアプリをそれぞれ開発するのがおすすめです。専用の言語で開発した方が、端末のネイティブ機能を最大限に活用でき、動作も早く、OSのアップデートにもすぐに対応できるからです。

しかし、予算の少ないスタートアップ企業や中小企業の場合、ReactNativeやflutterで開発するのが最善の選択になるでしょう。少ない工数やエンジニアで開発を行え、一つの言語で運用や保守を行えるからです。

質をとるかコストをとるか

クロスプラットフォームの開発は、ネイティブ言語に変換する分、動作も遅くなり、ネイティブ端末の機能を活かしたVRやカメラ機能などの活用にも制限があります。細かいことをやりたければ、結局ネイティブ言語を使ってソースコードを書く必要があります。

しかし、工数とコストを抑えて開発したいのであれば、クロスプラットフォームを採用した開発は賢い選択です。webアプリに準じた機能で十分なアプリ、たとえばニュースサイトや、ポータルサイト、店舗アプリ、会員アプリであれば、マルチプラットフォームの作成で十分でしょう。

まとめ

本記事ではアプリ開発に使用される言語について解説しました。

アプリの種類

  • ネイティブアプリ(スマホアプリ・パソコンアプリ)

  • webアプリ

  • ハイブリッドアプリ

iOSアプリを開発するための言語

  • Swift

  • Objective-C

Androidアプリを開発するための言語

  • Java

  • Kotlin

iOSとAndroidアプリを同時に開発できるクロスプラットフォーム

  • ReactNative(JavaScript)

  • Flutter(Dart)

  • Xamarin(C#)

  • Unity(C#)

webアプリを開発するための言語

  • Java

  • Python

  • PHP

  • Ruby

  • JavaScript

弊社Rabilooは、ReactNativeを使用したクロスプラットフォームによるiOSとAndroidアプリの同時開発を得意としています。

関連記事:【React Native】アプリのパフォーマンスを向上させるには?

弊社はベトナムを拠点としたオフショア開発を提供するため、日本の開発会社の5割〜7割のコストでアプリ開発が可能です。主にスタートアップや中小企業のビジネスパートナーとして、日本市場向けのアプリ開発の成功実績がございます。

コストを抑えたアプリ開発に興味をお持ちの企業様、ぜひお気軽に弊社までご連絡ください。

Rabilooの開発実績を見る