アプリ開発依頼のコツ・外注先の選び方徹底ガイド【ユーザー企業向け】

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「アプリ開発」は中小企業やスタートアップ企業の経営者にとって、ビジネスの成長に欠かせない要素の一つです。
しかし、アプリ開発が初めてだという場合、依頼方法や外注先の選び方や注意点がよくわからず、不安ではないでしょうか。今回の記事では、アプリ開発の依頼方法から外注先の選び方、注意点までを徹底的に解説することで、アプリ開発に対する不安な気持ちを解消します。さらにアプリ開発の依頼に関してのトラブルや失敗を防ぐことができ、確実なアプリ開発のプロジェクトを準備することができます。では、さっそくアプリ開発の依頼方法とコツを見ていきましょう。
アプリ開発の依頼方法
一般的にアプリ開発の依頼は、以下のような手順で進めていきます。
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プロジェクトの要件定義
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外注先の選定
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コミュニケーションの設定
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プロジェクトのスケジュール・予算の立て方
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成功のためのKPIの設定
ではそれぞれ詳しく解説していきます。
アプリ開発の依頼にあたって必要な準備
アプリ開発の依頼にあたって、まずは自分たちのアプリ開発のニーズを明確にすることが重要です。そのために、以下の点を考えます。
アプリの開発目的
まず最初に、アプリの開発目的を明確にしましょう。アプリを開発することで、どのような目的を達成したいのかを明確にする必要があります。
ターゲットユーザー
アプリの開発をする上で、誰をターゲットにしたいのかを明確にします。ターゲットユーザーのニーズに応えるアプリを開発することが大前提になります。
機能
作成したいアプリに求められる機能を明確にします。アプリに必要な機能は、「何をしたいか」という目的に応じて異なります。しかし、付け足す機能が多ければ多いほど、開発は複雑になり、予算や開発期間も膨れ上がります。
まずは、最低限必要な機能に絞って開発を進めることが必要です。
デザイン
アプリのデザインを考えます。アプリの見やすく、使いやすいデザインはユーザーにとって重要です。最適なUI/UXを設計することはアプリ開発で大切なポイントです。
- アプリの開発目的
- ターゲットユーザー
- 機能
- デザイン
アプリ開発の依頼をする際にこれらの要件を明確にすることで、より的確なアプリ開発ができます。
RFP(提案依頼書)を作成する
RFP (Request for Proposal)は、アプリ開発を依頼する際に作成する文書のことです。RFPには、アプリの開発要件や希望する機能、依頼者のビジネス目的などを明確に記載します。
RFPは外注先に提供することで、アプリ開発の見積もりやスケジュールの確認、開発先の選定などに役立ちます。アプリ開発の依頼書としては、具体的な要件定義とともに、希望する開発期間や予算、サポート要件などを明確に記載することが大切です。
RFPには以下の点を含めます。
要件定義: アプリケーションの機能や技術的な要件、タイムラインなどを明確に定義する。
プロジェクトスコープ: アプリケーション開発のスコープ、期間、およびコストなどについて詳細に説明する。
デザイン要件: アプリケーションのデザイン、ユーザーエクスペリエンス、インタフェースなどに関する要件を明確にする。
プロジェクト管理: 開発進捗の管理、コミュニケーション、フィードバックなどに関する要件を定義する。
支払い条件: 支払いスケジュール、納品条件、保証などの条件を明確にする。
以上の点を含め、明確かつ簡潔な文章で書いていくことで、アプリ開発の依頼書を作成することができます。
アプリ開発の外注先の選び方
アプリ開発の外注先にはいくつかの選択肢があります。自社のニーズにあった選択をするため、選ぶ際のポイントも押さえておきましょう。
アプリ開発の外注先の選択肢
アプリ開発の外注先の選択肢には、フリーランサー、個人開発者、小規模のアプリ開発会社、大規模なアプリ開発会社などがあります。
フリーランサー:個人でアプリの開発を行っている開発者、価格は安い
個人開発者:少人数のチームでアプリの開発を行っている開発者、価格は安め
小規模のアプリ開発会社:少人数のチームでアプリの開発を行うベンダー、価格はやや高め
大規模なアプリ開発会社:多人数のチームでアプリの開発を行っている会社、価格は高い
オフショア開発:海外のベンダーにアウトソーシングすることで、コストを下げて開発が行える
関連記事:
オフショア開発とは?海外リソース活用のメリットを簡単に解説!
アプリ開発の外注先を選ぶ上での重要なポイント
アプリ開発の外注先を選ぶ上での重要なポイントには以下のようなものがあります。
スキルセットと経験
開発するアプリに適したスキルセットを持つ開発者や、適切な経験を持ったチームを選ぶことが重要です。
開発プロセスとワークフロー
開発プロセスやワークフローについての理解度や適用能力を確認することで、開発のスムーズさや品質を保証することができます。
コミュニケーションとフレックス性
開発期間中のレビューやフィードバックの取り入れ方、問題解決の仕方など、コミュニケーションの設定についての理解度を確認することで、プロジェクトの成功に貢献することができます。
価格と支払いのスケジュール
予算や開発期間に合わせた価格設定や、開発期間内にリリースできるようなスケジュールを確認することが重要です。アプリ開発の外注先を選ぶ際には、支払いのタイミングやスケジュールについて明確に決めることが重要です。それにより、開発のスケジュールやコストの管理がスムーズに行え、トラブルを回避できます。
関連記事:
アプリ開発費用の平均相場は?費用の内訳とコスト削減のヒントを徹底解説!
運用・保守
依頼先がアプリの運用やアップデートに必要なサポートを提供できるか、確認しておくことは重要です。これにより、開発が終了した後もアプリが正常に機能し続けることが保証されます。仮に外注先がアプリの運用やアップデートに必要なサポートを提供しない場合、アプリが正常に機能しなくなる可能性があります。その場合、ユーザーからの評判が落ち、最悪の場合、アプリは利用されなくなってしまいます。
アプリ開発の依頼先を選ぶ際には、上記の要素をしっかりと考慮することで、スムーズかつ効率的な開発を実現できるでしょう。また、口コミや評判なども参考にして、適切な依頼先を選ぶことが大切です。
フリーランサーか開発ベンダーか
アプリ開発の外注先として、フリーランサーと開発ベンダーの2つの選択肢があります。これらはそれぞれ独自のメリットとデメリットがあり、検討する際には自分のニーズや要件に合ったものを選ぶことが重要です。
フリーランサー
メリット
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コストが安い
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柔軟性が高い
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個人的なアプローチが可能
デメリット
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技術力の不安
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組織としてのバックアップがない
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運用・保守のサポートに必要なリソースがない
開発ベンダー
メリット
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規模の大きなプロジェクトに適している
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組織なので複数のスキルがある
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運用・保守のサポートに必要なリソースがある
デメリット
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コストが高くなる
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柔軟性が低い
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コミュニケーションが難しい
アプリ開発の外注・依頼時の注意点
アプリ開発を依頼する際は、以下のような点に注意する必要があります。
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アプリ開発の要件定義
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コミュニケーションの設定
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契約書について
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運用・アップデートについて
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予算の確認
アプリ開発の要件定義
アプリ開発の要件定義を外注先に伝えることは重要です。
アプリ開発の要件定義とは、アプリケーションを開発する上で必要な機能や性能、そしてビジネス上のニーズなどを明確にし、それを満たすように開発するために必要な指針をまとめたものです。
これには、アプリの機能やインターフェースの詳細、アプリが対応するデバイスやOS、セキュリティやパフォーマンスの要件などが含まれます。アプリ開発の要件定義は、開発チームとクライアントの間で共有され、開発プロセスの全体像を把握し、開発のスケジュールや予算を管理する上で欠かせません。
コミュニケーションの設定
アプリ開発の外注先とのコミュニケーションは、プロジェクトの成功に欠かせません。開発期間中のレビューやフィードバックの取り入れ方、問題解決の仕方などを事前に決めておくことが必要です。
チャットツールやビデオ通話などのコミュニケーションツールを使用して、開発チームとのやり取りをスムーズにします。
また、開発途中の成果物やプロトタイプなどを確認し、レビューやフィードバックを取り入れることで、最終的なアプリがクライアントの要求に沿って開発されるようにします。
契約書について
アプリ開発の外注先との契約書は、プロジェクトの進行や、責任の分担などを明確にするために不可欠です。
契約書には、開発期間や予算、開発内容やスコープなどが明確に記載されている必要があります。また、契約書には、知的財産権や著作権に関する条項、保証や責任についての記載、そしてアプリの運用やアップデートに必要なサポートについても記載することが重要です。
アプリ開発の外注先との契約書を締結する際には、法律の観点からチェックをし、必要に応じて法律のプロに相談することをお勧めします。また、契約書には予期せぬトラブルや紛争が起きた場合の対応方法なども含め、具体的な条項を記載しておくことが大切です。
アプリ開発の外注先との契約書は、アプリ開発プロジェクトにおいて重要な役割を担うため、万全の体勢で締結することが必要です。
運用・アップデート
アプリの運用やアップデートに必要なサポートが提供できるかを確認しておくことが重要です。アプリの運用やアップデートに関する責任は、アプリ開発の外注先に帰属することが一般的です。
予算の確認
アプリ開発にかかるコストは大きく異なります。予算の確認を行い、アプリ開発の費用を管理することが重要です。
アプリ開発外注先との長期的なパートナーシップを築く
アプリは開発してそれで終わり、というわけではありません。
アプリをリリース後も、バージョンアップ、メンテナンス、バグの修正やシステムの維持や管理など運用・保守のフェーズまでしっかり見据えておかなければなりません。
そのためには、外注先との長期的なパートナーシップを維持することが重要です。
外注先との長期的なパートナーシップを維持するために以下の点が役立ちます。
コミュニケーションを重視する
開発の要件や期限などについて明確なコミュニケーションをとり、間違いを避けることが大切です。
信頼関係を築く
外注先との信頼関係を築くことで、将来的にも仕事を依頼することができます。
満足度を確認する
開発過程や完成後に満足度を確認し、フィードバックを取り入れることで外注先との信頼関係を築くことができます。
取引規約を明確にする
取引規約や契約書などを明確にすることで、両者の権利や義務を明確にすることが大切です。
時間とリソースを適切に投入する
外注先とのやりとりをスムーズに進めるために、時間とリソースを適切に投入することが大切です。
以上の方法を踏まえて、アプリ開発外注先との長期的なパートナーシップを維持することができます。
まとめ
アプリ開発は、ユーザーエクスペリエンスの向上やビジネスの成長に大きく貢献することができますが、適切な依頼方法や外注先の選び方、注意点を知らないと失敗するリスクも高くなります。
アプリ開発の依頼時には
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要件定義
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コミュニケーションの設定
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RFP(要件定義書)の作成
などを行い、
外注先としてフリーランサーか開発ベンダーかの選択肢を比較することも重要です。
また、長期的なパートナーシップを維持することも大切で、透明性、信頼性、コミュニケーションの良い関係を確立することが重要です。
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