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オフショア開発は、距離や時差のある海外のチームを使ってプロジェクトを進めていくため、マネジメントが非常に大変です。
コロナ禍でリモートワークが世の中に定着したと言え、やはり対面のほうがプロジェクトを進めやすいと感じる方も多いでしょう。
オフショア開発サービス形態の一つに「オンサイト常駐」があります。
どのようなケースでオンサイトが採用されるのか
「オンサイト」にメリットが出せない状況
オンサイトを採用するにあたって、どんなことを考慮に入れておくと良いか
この記事では、オフショアリングにおけるオンサイト開発について解説します。
オフショア企業のエンジニア常駐をご検討の際に参考にしていただければ幸いです。
オフショア開発でのオンサイト(OnSite)とは簡単にいうと、エンジニアを発注元の企業に常駐させて開発を行うことです。
SES事業のようなサービスとも言えます。
コロナ禍では海外からエンジニア派遣することは不可能でしたが、ようやく選択肢の幅が広がってきました
オンサイトで派遣されたエンジニアは、プロジェクトマネージャー(PM)やブリッジSE(BrSE)として日本の企業に常駐します。海外とのコミュニケーションを円滑に進める役割を担います。
オフショア開発企業は大きく分けて以下の3パターンに分かれます。
日本のIT企業が海外に子会社を持つケース
海外のIT企業が日本に支社を持つケース
海外のみに拠点を置き、海外で開発を行うケース
上記1、2の場合、すでに日本に住んでいる日本所属のエンジニアがオンサイトで常駐することになります。また、日本所属の日本人のプロジェクトマネージャー(PM)を常駐させることもあります。
3の場合は、海外からエンジニアを派遣し、一定期間常駐させることになります。当然ながら、開発チーム全員を日本に呼ぶわけではなく、代表となるエンジニアを呼び寄せて、日本から海外チームをまとめて開発を行います。
オンサイトはオフショア開発の形態の一つで、メリットとデメリットがあります。
オンサイトの一番の利点は、距離や時差関係なく直接顔を見て共同作業できるところです。
距離や時差があると、伝わりにくい部分がどうしても出てきてしまいます。しかし、対面でお互い顔を直接見ながら開発を進めるなら、コミュニケーションが取りやすくなります。
さらに、時差を気にせずリアルタイムで開発を進められるため、進捗の管理もずっと楽になります。
日本側は気に入った海外エンジニアを自社リソースとして手元においておくこともできます。
オンサイト開発を行うなら、オフショア開発の最大の難関であるコミュニケーションの課題を乗り越えやすくなります。
▶オフショア開発はなぜ失敗してしまうのか?【4つの失敗事例】
オンサイトの欠点は、海外エンジニアを常駐させるためのコストが余分にかかるということです。
海外からエンジニアを日本に派遣する場合は、エンジニアのビザ、滞在費、渡航費などのコストが別途掛かリます。
そもそもオフショア開発の最大のメリットは、コスト削減なのに、コミュニケーションにコストをかけすぎてしまってはあまり意味がありません。コミュニケーションがどうしても不安ならニアショア開発という選択肢もあります。
オンサイトは以下のようなケースで採用されることがあります。
優秀な海外エンジニアを派遣で使いたい
日本人のPMを常駐させて、海外チームとのやり取りを任せる
現地ベンダーのエンジニアが優秀でぜひ自社で使いたいという場合、オンサイト常駐が採用されることがあります。
海外エンジニアを自社で雇用するのではなく、派遣扱いで自社の開発プロジェクトにおいておくことができます。
日本に拠点があるオフショア企業は、日本人が所属しています。
日本所属の日本人エンジニアがいるなら、プロジェクトマネージャー(PM)として常駐させる事もできます。
この場合、ビザや渡航費のコストはかかりませんし、プロジェクトもマネジメントしやすくなります。
この記事では、オフショア開発においてオンサイト常駐のメリットとデメリットを考えてきました。
オンサイトは、日本側に拠点がある企業において、オフショア開発をスムーズに行う選択肢のひとつです。
Rabiloo(ラビロー)はベトナム・ハノイのソフトウェア開発企業です。
2022年に日本支社を設立し、サービスを拡大しています。日本においてSES事業も展開しております。
下流工程から、先端エンジニアまで、ハノイ工科大学出身の優秀なエンジニアの提供を行っております。
エンジニア派遣のお見積り・ご相談はいつでもお気軽にお寄せください。
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