Twitterによるログイン【SNS認証】を実装する方法を簡単に解説

Rabiloo

Twitterアカウントと連携したSNS認証は、日本の多くのWebサイトで見かけます。
この機能は、シンプルで優れたUXを提供するため、ウェブサイトの開発現場でよく用いられています。
Twitterは日本人の間でFacebookよりも利用者が多いとされていて、特に若年層を中心に人気のSNSです。
この記事では、Twitterアカウントによるログイン機能を実装する方法について解説します。
そもそもSNS認証とは?
SNS認証とは、あるウェブサイトやアプリなどのサービスを利用する際に、SNSのアカウント情報を利用してログイン認証を行う方法のことを指します。一般的には、FacebookやTwitter、GoogleなどのSNSアカウントを使用して認証することができます。ソーシャルログインとも言います。
SNS認証は、新規アカウント登録時に必要な情報を入力する手間を省くことができます。また、SNSアカウントに関連付けられた個人情報をサービスが取得することができるため、利用者にとってはアカウント登録や設定変更が容易になるというメリットがあります。
一方で、利用者のプライバシー保護に関する懸念も指摘されており、情報漏洩や不正アクセスなどのリスクがあるため、サービス提供者側も注意が必要です。
TwitterによるSNS認証のメリット
TwitterによるにはSNS認証には以下のようなメリットがあります。
メールアドレスが不要
Twitterアカウントがあれば、サイトやアプリへのログインに必要なメールアドレスを入力する必要がありません。
通常、Webサイトやアプリを利用する際には、メールアドレスを登録する必要があります。しかし、TwitterによるSNS認証を利用すれば、Twitterアカウントがあればメールアドレスを入力する必要がなくなります。これにより、アカウント作成時の手間や、不要なスパムメールの受信などのトラブルを避けることができます。
アカウント作成の手間が省ける
Twitterアカウントがあれば、サイトやアプリのアカウント作成時に必要な情報を入力する手間が省けます。
Webサイトやアプリを利用する際には、登録フォームに必要な情報を入力する必要があります。しかし、TwitterによるSNS認証を利用すれば、Twitterアカウントに登録されている情報を使用することができます。これにより、アカウント作成の手間を省くことができます。
OAuthに基づいている
OAuth(オーオース)とは、Webサービスなどの外部アプリケーションが、ユーザーのアカウント情報を取得することなく、安全かつ安心してサービスを利用できるようにするためのオープンスタンダードのプロトコルです。OAuthの豊富なクライアントライブラリとサンプルコードは、「Twitterログイン」のAPIと互換性を持っています。OAuthを利用することで、外部アプリケーションは、ユーザーのアカウント情報を取得することなく、特定の権限でサービスを利用できるようになります。
OAuthは、セキュリティの面で高い信頼性を持ち、多くのWebサービスで利用されています。また、OAuthはオープンスタンダードであるため、Webサービスやアプリケーションの開発者にとっても、APIを提供する際の規格として利用されています。
個人情報の共有範囲が限定的
さらに、TwitterによるSNS認証では、アカウント情報を提供する際に、利用者が情報の共有範囲を限定することができます。このため、プライバシー保護の面でもメリットがあります。
Twitterアカウントを持っているユーザーが多い
日本では、Twitterの利用者数が多く、Twitterアカウントを持っている人が多いため、利便性が高くなります。TwitterによるSNS認証を利用することで、Twitterアカウントを持っている人々は、手軽にWebサイトやアプリを利用することができます。
ウェブサイトにTwitterログインを統合する手順
では、具体的にウェブサイトにTwitterログインを実装する手順をご紹介します。
ステップ1
以下のリンクにあるTwitterアプリ開発者ページにアクセスします。
https://developer.twitter.com/en/portal/projects-and-apps
- 左側のメニューの「概要」をクリック
- 「アプリ作成」をクリックしてアプリを作成
ステップ2
次にアプリ名を入力します。
- アプリが作成されたら、APIキーとAPIシークレットをコピー
- 開発者ページ に戻る
Twitter https://developer.twitter.com/en/portal/projects-and-apps
ステップ3
「プロジェクトとアプリ」メニューで、Twitterアプリ名をクリックします。
ステップ4
「OAuth3」と「ユーザーからのメールアドレスのリクエスト」をオンにします。
ステップ5
「認証の編集」で、「コールバックURL」に移動し、開発者に連絡してWebサイト情報を取得します。
・このときWebサイトのURLなどの他の必須フィールドのURLを追加することを忘れないようにする
・すべての必須フィールドに入力したら、「保存」「Twitterソーシャルログイン」をクリック
ステップ6
AppIDを取得します。
最後に、Webサイトがこの機能を使用できるように、アプリケーション作成者がシステム開発者にアプリID、アプリシークレットなどの情報を共有する必要があります。
開発者は この情報を入手してから、Webサイトでこの機能を使用できるように設定を行います。
まとめ
上記では、WebサイトにログインするためのTwitterアプリケーションを設定する手順を紹介しました。
Twitterのほかに、FacebookによるSNS認証(ソーシャルログイン)を設定する方法もあわせてご参照ください。
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