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デプロイを簡単にできるDockerとは?使用する際のメリット・デメリット

2023/12/15
2022/03/20
デプロイを簡単にできるDockerとは?使用する際のメリット・デメリット

開発チームにとって、ソフトウェアのデプロイ(本番環境でソフトウェアを展開すること)は 日々の業務です。

ソフトウェアが動作するためには、プログラマーは多くの関連ライブラリをインストールする必要があります。

例えば、PHPのプロジェクトをデプロイする場合、nginxやapacheサーバー、mysql、php、redis、composer、nodejsなどをインストールする必要があります。そして別の環境で同じプロジェクトをデプロイする際、このインストール作業をまた繰り返す必要があります。

この作業にはたいへんな手間と時間がかかります。どうすればこの手間を省けるでしょうか。 

さらにコンピュータの設定やOSが異なる、すべてのプログラマーがインストールし、正常に動作する共通の環境を持つにはどうすれば良いでしょうか。

Docker(ドッカー)を使用することでこの問題は解決されます。

この記事では

  • Dockerとは何か

  • 従来のデプロイの欠点

  • 開発・デプロイの過程におけるDockerのメリット

について解説します。

 

 

Docker(ドッカー)とは?

Dockerは、オープンソースのプラットフォームです。プログラマーは、「Docker」というコンテナにアプリケーションをパッケージ化することができます。

コンテナには、ソフトウェアの実行に必要なすべてのもの(ライブラリ、システムツール、コード、ランタイム)が含まれています。Docker を使用することで、どのような環境でもアプリケーションを動作させることができます。

 

 

従来のデプロイ方法の欠点

従来のデプロイ方法では以下のような制限があるため、Dockerの使用が注目されています。

 

多くの関連コンポーネントをインストールする必要がある

先程も説明したように、プロジェクトを実行するためには、多くのものをインストールをする必要があり、非常に手間と時間がかかります。

 

開発者間の異なる動作環境

開発チームでは、メンバーが異なるOSを使用することはよくあります。プロジェクト内の各ソフトウェアは、OSやデバイスによってバージョンが異なります。そのため、あるデバイスで動作できても、他のデバイスでは動作できないという問題がよく生じます。

 

本番環境にデプロイするに多くの時間と手間がかかる

インストールの時点ですでに多くの時間がかかっていますが、さらに、それぞれの環境で異なるOSを使用するとなれば、その時間が倍増します。これは従来のデプロイの方法では大きな制約となりました。

 

 

Dockerを使用するメリット

Dockerの使用には以下のようなメリットがあります。

  • 便利で柔軟
  • 使いやすい
  • 優れたパフォーマンス
  • 必要なライブラリを含むリポジトリがある

 

便利で柔軟

プログラマーは数行のコマンドを実行するだけで、ソフトウェアを実行するために必要なすべてのライブラリを含む仮想環境を作成することができます。リソースはコンテナ間で動的に共有され、固定された物理的リソースに制限されることはありません。

 

使いやすさ

Dockerはインストールも使用も非常に簡単です。開発者であれ、システム管理者であれ、インストールにそれほど時間がかかりません。また、イメージはパソコン上でパッケージ化され、あらゆるVPSやクラウドサーバー上で実行することができます。

 

優れたパフォーマンス

Dockerは1つのカーネル上で直接動作するため、軽量かつ高速です。数秒でコンテナを起動でき、何か問題が起きたときに自動的に再起動するモードも備えています。

 

必要なライブラリを含むリポジトリがある(Docker Hub)

あるサービスを実行する必要があるときはDocker Hubでライブラリ名を検索し、それをDockerコンポジットで使用すれば、簡単にそのライブラリを使用することができます。また、Docker Hub上で独自のイメージを作成することも可能で、個人でもグループで利用できます。

 

 

Dockerのデメリット 

多くのメリットがある一方で、Dockerには一定のデメリットもあります。

  • 安定性に欠ける
  • 使いこなすのに時間がかかる

 

安定性に欠ける

Dockerが適切に管理されていない場合、リソースを多く占有するコンテナは、同じシステム内の他のコンテナのパフォーマンスに影響を与えます。これはもちろん、システムの安定性にも影響を及ぼします。

 

使いこなすのに時間がかかる

Dockerには様々なコンセプトがあり、また、かなり抽象的です。Dockerについて詳しく理解するには、ユーザーが基礎からマスターしていく必要があります。

 

 

まとめ

今回の記事では、従来のプロジェクトのデプロイ方法と、Docker使用時のメリット・デメリットをご紹介しました。

弊社Rabiloo(ラビロー)の開発チームは、Dockerを使用した場合と使用しない場合その両方の条件でプロジェクトに取り組んできました。それらの経験を踏まえて、弊社開発チームは、Dockerは多くのメリットを持つ有用なツールであることを実感しています。

弊社は日本市場向けに、ビジネスアプリの制作を行っています。企業公式アプリから、AIアプリまで開発プロジェクトの成功実績がございます。

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